高校『日語(yǔ)』第1冊(cè)第1課6頁(yè)に「わたしには將來(lái)童話作家になりたいという夢(mèng)があります」という文があります。「わたし」はどうして「私」と漢字で書(shū)かないのでしょうか。また、この「私」が出ている場(chǎng)合、「わたし」か「わたくし」か、判別することができるでしょうか。
　　答：
　　現(xiàn)在の漢字の読み方の基準(zhǔn)になっているのものは、「常用漢字音訓(xùn)表」(1981年10月1日內(nèi)閣告示)です。そこには、「私」の読み方として、訓(xùn)の「わたくし」と音の「シ」が掲げられています�！袱铯郡贰工趣いφiみ方は認(rèn)められていません。「わたし」と表したいときは、ひらがな表記になります。この教科書(shū)もこの考え方に基づいて作成されています。
　　「私」は一人稱(chēng)の代名詞のほかに「?jìng)�(gè)人に関することがら」などにも使われます。例えば、「このたび私ごとで皆様にご迷惑をおかけしました」「市立學(xué)校ではなく私立學(xué)校です」＊「國(guó)の命運(yùn)をまかされている人は、私の気持ちがあってはならない」などが挙げられます。いずれも「わたくし」と読まなければなりません。
　　しかし実際には、代名詞を表す「私」は「わたくし」か「わたし」か、あまり區(qū)別しないで使われています。中には、?私?と書(shū)いて「わたし」とふり仮名が付けてある場(chǎng)合もありますが、判斷が難しいこともあります。音読する場(chǎng)合は、文體や書(shū)き手の年齢、場(chǎng)面などを考慮して判斷するしかありません。例えば、公的な場(chǎng)所で改まって?本日、私がこちらにまいりましたのは……?とスピーチする場(chǎng)合は、「わたくし」だと推測(cè)がつきます。一方、わりあい親しい間柄の場(chǎng)面で?私、今、困っているんです?と書(shū)かれている場(chǎng)合は、「わたし」だと考えられます。
　　＊「市立」「私立」は両方とも「しりつ」と読むので、特に區(qū)別したい時(shí)は、「いちりつ」「わたくしりつ」と言う。